主なミネラルの働きなどを解説。

ミネラルには、鉄分以外にもカルシウムや亜鉛、マグネシウムなどがあり、健康を保つためにとても重要な働きをしている栄養素です。
当ページでは、簡単に主な効果などを解説しています。

ミネラルとは?

人間の体の機能調節や維持に欠かすことができない栄養素です。
人が生きていく上で欠かせないものを、必須ミネラルと呼び、現在16種類あります。

微量ミネラル

16種類の必須ミネラルのうち、1日の摂取量が100mg未満のものです。

鉄分

これまで鉄分の基礎で解説しているとおり、血液中にあるヘモグロビンの主成分となっています。
ヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶなど、重要な働きをしていることから、不足すると、貧血などを引き起こす恐れがあります。

クロム

体内で糖質の燃焼を行い、血糖値を正常に保つ働きがあります。
また、脂質の代謝にもかかわり、血中のコレステロール値を正常にする働きがあります。

マンガン

体内には10mg程度しか存在しないのですが、骨や関節の結合組織の合成に関わっていることから、とても重要なミネラルです。

コバルト

ビタミンB12の成分であることから、悪性貧血を予防したり、神経細胞の伝達をよくする働きがあります。そのほかに働きについては、まだ解明されていません。

太陽の紫外線から守るためのメラニン色素を作るときに必要ミネラルです。
また、鉄分と同様にヘモグロビン生成に関わっていることから、不足すると貧血を引き起こす恐れがあります。

亜鉛

多彩な効果を発揮する亜鉛は、新陳代謝、骨・皮膚の発育を促進したり、免疫力を高める働きがあります。中でも、生殖機能や味覚のための細胞形成に深く関わっていることから、とても重要なミネラルの一つです。

セレン(セレニウム)

セレンはとても抗酸化作用があることから、最近、ガンの予防や、アンチエイジングでの働きが期待され、注目を集めているミネラルです。

モリブデン

この栄養素は、体に溜まりすぎると通風になる尿酸の代謝を行います。
まtあ、最近ではガンの予防にも役立つことが言われています。

ヨウ素

糖質や脂質、たんぱく質の代謝を、助ける働きがあります。
不足すると、疲労倦怠感や、発育障害を引き起こします。

主要ミネラル

16種類の必須ミネラルのうち、1日の摂取量が100mg超えるものです。

カルシウム

とても有名な栄養素で、骨や歯の形成のためには必要不可欠な栄養素です。
カルシウムが不足すると、骨粗鬆症を引き起こすなど、様々な不調をきたします。

マグネシウム

リンやカルシウムと一緒に、骨や歯の強化を促進する働きがあります。
マグネシウムが不足すると、動脈硬化や血圧上昇、心筋梗塞などのリスクが高まります。

ナトリウム

いわゆる塩で、現代社会は過剰摂取気味で、高血圧の大きな原因となっています。
カリウムと同じく、体液の主成分となり、細胞の浸透圧を維持しています。

リン

体内にあるカルシウムと結合して、骨や歯の主成分となります。
心臓の働きや神経伝達を助ける働きもあることから、生きるためには欠かせない栄養素です。

硫黄

アミノ酸の成分となり、丈夫な髪の毛や爪、皮膚を作るためには必要不可欠です。
また、ビタミンB1などと結合し、糖質、脂質の代謝を助けます。

塩素

たんぱく質を消化する酵素、ペプシンの働きを助けます。
また、体内に入った食物の殺菌作用もあります。

カリウム

ナトリウムと一緒に体液の主要成分となっています。
主なは働きは、体内のナトリウム量の調節です。

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